『サブプライム後の新世界経済』を読みました
先日、読んだ『サブプライム後の新資産運用』に引続き『サブプライム後の新世界経済』を読んでみました。今回もとても分かり易く今までの投資の常識は今後通用しないことを解説されています。
サブプライム後の新世界経済~10年先を読む「経済予測力」の磨き方~
- 作者: 中原圭介
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2009/03/05
- メディア: 単行本
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今後の流れを大きな視点で考えるとここ数年で最低な状況まで行き着いて、その後は30年くらいかけて昨年までの経済状況に戻ると予想されている記述が印象に残りました。それなら底を脱した辺りである程度投資すると緩やかに複利のメリットを享受できるかなと安易に考えてましたが、別の章ではグローバル経済では今まで以上のスピードで今回のような経済危機を繰返す可能性も有ると書かれていました・・・。
他にも2006年や2007年くらいに購入した投資信託は、今後、10年くらい保持しても元本に戻る可能性はかなり低いと指摘されていたので『イタタ・・・』って感じです。
それでも今後の経済を予測するためのコツや指標などが沢山書かれているので、これらの内容を参考に自分なりの投資のやり方を模索すると良いのかなと思いました。
あと、私は何気に1ヶ月とか数ヶ月ごとに分配金を受け取っている投資信託を持っているのですが、何でこのご時世に分配金が有るのかなと思っていたら、運用実績が悪ければ元本を切り崩して払っているケースが有るそうです。確かにこのまま何年も保持しても良いことはなさそうです・・・。(>_<;