Cygwin X Serverから XDMCP 接続方法
備忘録として Cygwin の X Server から Unix / Linux などへ XDMCP 接続するためのスクリプトを記述します。いろいろと不要なロジックを削除したら以下のようにスッキリしました。(^^)/
昔は日本語を出力するためにフォントサーバを接続先の Unix サーバ上で起動する必要が有りましたが、Linux などは自前でフォントを綺麗に表示する機能が実装されているためかフォントサーバは特に必要ないようです。
# ちなみに、先日、HP-UX へ接続した時はフォントサーバが必要でした。
DISPLAY 番号を変更すると同時に複数の X Server が起動可能です。これで Windows 環境から Unix 環境へのコピー&ペーストができないことを除くと 商用のPC X Server と同等の環境が実現できます。
ちなみに、Cygwin の X Server と Windows 間でコピー&ペーストを実現する手順をこちらに整理しました。
@echo off SET REMOTE_HOST=<ここに接続先のサーバ名を指定> SET DISPLAY=<任意のディスプレイ番号を『:1』、『:2』、『:3』などと指定> SET CYGWIN_ROOT=SET PATH=.;%CYGWIN_ROOT%\bin;%CYGWIN_ROOT%\usr\X11R6\bin;%PATH% SET XAPPLRESDIR=/usr/X11R6/lib/X11/app-defaults SET XCMSDB=/usr/X11R6/lib/X11/Xcms.txt SET XKEYSYMDB=/usr/X11R6/lib/X11/XKeysymDB SET XNLSPATH=/usr/X11R6/lib/X11/locale if not exist %CYGWIN_ROOT%\tmp\.X11-unix\X0 goto CLEANUP-FINISH attrib -s %CYGWIN_ROOT%\tmp\.X11-unix\X0 del %CYGWIN_ROOT%\tmp\.X11-unix\X0 :CLEANUP-FINISH if exist %CYGWIN_ROOT%\tmp\.X11-unix rmdir %CYGWIN_ROOT%\tmp\.X11-unix REM 画面の枠を表示させたい場合は、『-nodecoration』を削除します echo startxdmcp.bat - Starting on Windows NT/2000/XP run XWin %DISPLAY% -query %REMOTE_HOST% -nodecoration -lesspointer -clipboard
以下、Ubuntu Linux へログインするイメージです。
- 上記のスクリプトを起動します
- Ubuntu Linux のログインプロンプトが表示されるのでログインします
- こんな感じでログインできますので、あとは自由に Ubuntu の世界に没頭できます