Linux で画面ロックを無効にしても画面がロックされてしまう場合の対処
自分のメイン PC は会社から支給された Red Hat Enterprise Linux 8.6 環境なのですが、セキュリティポリシーのためか画面ロックを無効にすることができないため、10分間放置すると画面がロックされてしまいます。
在宅勤務で私以外に Linux PC に触れる人はないために画面ロックが行われないようにしたかったのですが、以下のページを参考に xdotool と言うツールを導入することで対処することが出来ました。
手順としては凄く簡単で、以下のような感じです。
- xdotool をインストール
sudo dnf install xdotool
- 以下のようなシェルスクリプトを用意
#!/bin/bash
while [ true ]
do
xdotool mousemove_relative 1 1
sleep 590
xdotool mousemove_relative -- -1 -1
sleep 590
done
(補足) 10分(600秒) より少し短いタイミングでマウスカーソルを1ドット右下へ移動したり、右上へ戻したりしています。
あとは、暫くLinux PC に触れないけど画面更新だけは見ていたい場合に上記スクリプトを実行するだけです。 (自分の環境では2時間以上画面ロックが行われないことは確認できました)
10分くらいに一度だけマウスカーソルが1ドットずれるだけなので Linux PC 上で作業中にこのスクリプトを実行したままでも問題ないのかなと予想しております。
(追記)上記スクリプトを実行しながら1日 Linux PC に触れましたが特に問題もなく、食事などで10分以上離席しても画面がロックされることはなかったです。
ちなみに、このノウハウは前職の RPA ベンダーに居た頃に RPA 製品で画面ロックを無効にするようなシナリオも作れたため、その経験をベースに xdotool を試してみたところ上手くいきました。
<< 追記 >>
この対処方法は自分としてはメチャクチャ活用できていて、ちょっとしたスクリプトですが、会社 PC を放置しても勝手に画面がロックされなくなりました。 ただ、オフィスなどでこの対応してしまうとセキュリティ的に不味いので自宅専用ソリューションとしてご利用ください。