個人的には DWH アプライアンスって将来有望な分野かなと思います

最近、各社からリリースされるようになった DWH アプライアンスのおかげで大量データを格納したテーブルの全件データを短時間で検索したり、大量データを短時間で集計したりすることが可能になり、BI の精度や俊敏性を劇的に向上できるようになりましたが、個人的には高速な SSD がストレージ媒体として利用されるようになるとさらに何百倍、何千倍(ちょっと大げさかも)の性能でデータの集計や分析ができるようになり、現在の情報システムの常識を根底からひっくり返すんじゃないかなと期待してしまいます。

そんな訳でちょっと調べてみると DHW アプライアンスは、いろいろなベンダーからリリースされていますね。


1.Teradata

DHWと言えばTeradataさんですが、今後、SAS Instituteさんの分析プロセスやNRIさんのテキストマイニングツール『TRUE TELLER』をTeradataデータベース上で稼働させることが可能となるようで、Teradataシステムを導入すると直ぐに大量データによる高度な分析が行えるようになるそうです。(DWH アプライアンスとはちょっと違う気もしますが・・・)


2.Netezza
次にやはり DHW アプライアンスと言えばNetezzaさんですね。個人的には FPGAField Programmable Gate Array)を用いて機能が拡張できるなんてワクワクしてしまいます。


3.HP Neoview
他にも日本ではイマイチ元気がないですが、HPさんのNeoviewも昔から利用されている技術を上手く活用されているようなので頑張って頂きたいところです。


4.Oracle Exadata
あと、最近、H/W分野にも進出されたOracleさんのExadataも面白そうな製品ですね。


5.Sun OpenData Appliance
PostgreSQLをベースにMap Reduceを利用したりするSun OpenData Applianceクラウド時代の DHW アプライアンス的な感じで注目ですね。


6.Microsoft SQL Server Fast Track Data Warehouse
MicrosoftさんがOracle Exadataに影響されてリリースしたと噂のSQL Server Fast Track Data Warehouseも既存技術とコモディティ化しているH/Wの組合せなので安心して利用できる製品かも知れませんね。


個人的にはこれらの DHW アプライアンスベンダーと EMCさんや日立さんのようなストレージベンダーがSSDを用いた大規模ストレージで協業するようになるとかなり面白くなるんだろうな〜と思いますが、きっと近い将来そんな時代も来るんでしょうね。(^o^)/