『サーバ/インフラを支える技術』を読みました
少し前の日記で『Googleを支える技術』を読み終えたと書かせて頂きましたが、クラウドコンピューティングの最先端を行っている Googleさんとは違うアプローチで大規模なサービスを提供されているはてなさんやKLabさんのエンジニアの方が書かれた『サーバ/インフラを支える技術』を読み終えました。
[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ?スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 安井真伸,横川和哉,ひろせまさあき,伊藤直也,田中慎司,勝見祐己
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私も以前H/Wベンダーに勤めていたので大体の情報は理解していたのですが、オープンソースを駆使して高可用性を実現するためのノウハウが沢山紹介されているので、現在、Linuxサーバなどの管理を担当されている方には凄く参考になると思います。
個人的にはこちらのサイトなどでも紹介されている『DRBD』を利用して2台のサーバ間でブロックデバイスレベルでレプリケーションを実施することでストレージを冗長化する考え方が印象的でした。このデバイスを用いると昔なら商用Unixサーバでしか実現できなかった2台のサーバでアクティブ−アクティブ構成のクラスタファイルシステムがLinuxで利用可能となるようです。(@o@;
GoogleさんのGFSのような仕組みだとちょっと最先端過ぎるので気軽に導入することはできませんが、このDRBDの仕組みなら現在利用しているLinuxサーバ環境に追加することが可能なので気軽に試せそうですね。(^-^)