RAID 1+0 と RAID 0+1 の違い

ストレージで RAID を組む時の話ですが、RAID 0+1 では最初に複数のディスクをストライプ(グルーピングに近い処理)をしてからミラーするので、1台のディスクが壊れればストライプ全体の構成が異常となり、ミラー先のストライプ側の冗長性がなくなってしまいます。そのため、1台の故障が広い範囲で影響してしまいます。

それに対して RAID 1+0 では最初に2台のディスクを1組としてミラーしてからストライプするので、1台のディスクが壊れてもそのミラー先のディスクの冗長性に影響が有るだけで済むため、RAID 0+1 を採用した場合よりも障害発生時の影響範囲を局所化することができます。

そのような理由で RAID 1+0 の方が可用性が高いと言えますが、 最近では RAID 6 と言う構成も流行っているようですね。ディスク容量を無駄にしないのと、同時に2台のディスクに障害が発生した場合でもデータが復旧できたり、全てのディスクを均等に利用するので一番バランスが良い構成かも知れませんね。


2007/11/26追記:こちらでも同様の内容が分かり易く記述されていました。
http://nosa.cocolog-nifty.com/sanonosa/2004/09/raid01raid10.html