大げさかも知れませんがS/W業界の今後が多少心配だったりします

オープンソース・ソフトウエアを中心としたシステム開発を行っていたワイズノットさんが民事再生手続を開始されたそうです。以前、とあるカンファレンスで商用S/Wベンダーとしてブースを出展していた際に、お声を掛けてくれた営業さんがおられたので『日本にもこんなベンチャーが有るんだな〜』と関心していましたが事業拡大の戦略を見誤ってしまったようです。

オープンソースのメンテナンスなどで収益を上げるビジネスモデルは今までの商用S/Wベンダーのライセンス戦略に比較すると薄利多売的な戦略となるはずなので、世界規模でサービス展開ができないと商売として成り立つのは難しいのかなと思ってしまいます。また、とある大手企業では今後はAPサーバにオープンソースを利用し、メンテナンスも自社で対応することを決定された話を聞いたので、S/Wの利用範囲は広がるが市場規模は頭打ちになってしまうのではと心配になります。

余りネガティブなことを書くとオープンソースを開発されている方々に怒られそうですが、オープンソース戦略が行き過ぎると結局のところ誰も得しない状況になってしまうのではと考えてしまいます・・・。とてつもない技術力を持っているGoogleさんですらS/Wと言うよりは広告ビジネスで急成長されているので、『従来のS/Wライセンス販売のビジネスモデルは限界に来ているのかな・・・』と商用S/Wベンダーに身を置く者としては将来が不安になってしまいます。

S/W業界も新たに100円ショップ的ビジネスモデルが必要となっていくのでしょうか? (^-^;