クラウドでは非同期のメッセージング処理が重要となるでそうですね

先日の日記に記述させて頂いたUNIX magazineクラウドコンピューティングが特集をやっと読み終えたのですが、業務処理をクラウドで実現するためには各処理(サービス)の繋ぎを疎結合にしたり、トランザクション境界を小さくしたり、処理の並列化を行うためにキューを用いた非同期のメッセージング処理が重要となる説明が非常に理にかなっているなと感じました。
# 実は内容が濃かったため、前半を読んだだけで日記に取上げてました・・・。

非同期のメッセージングに関しては以前の会社でBPM製品やESB製品に触れていたので理解はしていましたが、アプリの実装が難しくなったり、問題が発生した際の原因究明が面倒になる印象が強かったので、『わざわざ非同期メッセージングなんて使わなきゃ良いのに・・・』と頭の片隅で考えながら仕事をしていました。

でも、クラウドのような超大規模な基盤になるとサービスの間にキューを入れることで、いつか必ず確実に要求した処理が実行されるようになり、トランザクション境界も明確になり、1つの処理がCPUリソースを使いっぱなしになることも避けられたりと非常に有効な連携手段となるようですね。

こんなしっかりとした考え方がベースとなる『クラウド』は、バズワードではなく次世代の基盤技術として生き残って行くんだろうなと思ってしまいました。(多少大げさですが・・・。(^o^;)